2022年4月27日水曜日

OSアップグレードの不具合で成長しなくなった話と別のOSアップデートで直った話

自分にコントロールできないものに大きく左右されることもある。

1月21日、AI用のMacをMonterey(12.1)にアップグレードした。ガオガエンでマルスを相手にしていたところ待ち合いが長くなって成長が鈍化したため、相手をウルフに変えた後およそ2週間後のことだった。

この時はウルフはやや停滞気味だったのだが、このアップデートの直後に少しパフォーマンスを落とした記憶はある。どういう理由でパフォーマンスが落ちたのか不思議には思ったものの、トレーニングを継続させたところ再びパフォーマンスがゆるやかに上昇していったので深刻な問題とはとらえずにそのまま放っておいた。

そのウルフはガオガエンを倒せるようになることはなかった。

ここで疑問に思い、もしかしたら今のネットワークの設定に限界があるのではないかと思い、今考え得る手法でベンチマークをとってどの設定がいいか確認しようと思って、ウルフチャレンジなる企画を始めたのだが、どんな設定にしてもうまくいかない状況が3ヶ月程続いた。

この間、ネットワーク構成はおろか、ステージ、ファイターに至るまで様々な要素を変更して試したがどれもうまくいかず、結局元の設定に戻ってきてもやはりうまくいかない始末。これは何かあると思って他の原因を探ろうとしたときに、以前視聴者の方から「動画が音ずれしている」と報告をいただいたのを思いだした。

音声の方が先に来るタイプの音ずれだったのだが、音に対して映像が遅れてPCに届いているということはAIが現状をリアルタイムで捉えられていないということである。今思えば音ずれの報告があった時点で気がつくべきだったのだが、すっかり失念していた。数秒の遅延でもゲームをする上では致命的である。ましてAIでやろうとするとそこから成長できなくなるのは当然なようにも思える。

音ずれは始めてから数日で現れるようだった。実際に映像の取得が遅れることを確認するため、音ずれの訪れを待った。……。

4月22日、映像取得の遅延を確認する前だったが、配信が中断されたのを機会にOSを 12.3.1 にアップデートした。不思議なことにここから再び音ずれの症状がなくなり、AIも成長を止めなくなった。同日開始した配信で 4月26日現在まだ成長を続けている。いつものAIガオガエン対Lv3マルスだが、あと2日程度でクリアしそうな勢いだ。

いくつか気になる点もまだある。

音ずれの症状が起こる前はOBSによる配信が一定期間(およそ1週間程度)で中断されることが多かった。多くの場合CPUパニックによるものでコンピュータ自体が再起動してしまっていた。macOS 12.1になってからはその不具合はほぼ解消され、ほぼ一ヶ月程度不具合なしで連続配信できたこともあった。それがまた 12.3.1 になってから以前と同様に不安定になった可能性がある。まだデータがたくさんとれているわけではないが、22日から今までの間に既に一度CPUパニックで再起動している。全ての不具合が同時になくなることはないのだろうか。

少なくともまた何らかの実験ができる環境が手に入ったのはいいことだ。今までうまくいかなかったベンチマークの作業をまた継続したい。またルキナに戻してみるのもいいかもしれない。